脳梗塞(のうこうそく)は、脳の血管が詰まって血流が止まり、脳細胞が壊死してしまう病気です。主に高齢者に多く、脳卒中の一種です。
主な原因
脳梗塞の主な原因は次の3つに分類されます:
- アテローム血栓性脳梗塞(動脈硬化型)
太い血管に動脈硬化が起き、血栓で詰まります。 - ラクナ梗塞(小血管型)
脳の細い血管が高血圧などで詰まります。 - 心原性脳塞栓症(塞栓型)
心臓でできた血栓(主に心房細動)が脳に飛んで血管をふさぎます。
主な症状
- 片側の手足の麻痺やしびれ
- ろれつが回らない、言葉が出ない
- 視野が欠ける、ぼやける
- めまい、ふらつき
- 意識障害(重症の場合)
※突然発症することが多く、「FASTチェック」が有効です:
- Face(顔のゆがみ)
- Arm(腕が上がらない)
- Speech(言葉が不明瞭)
- Time(すぐに119番!)
診断と治療
診断方法:
- CTやMRIで脳の状態を確認
- 血液検査や心電図で原因の特定
主な治療法:
- tPA静注療法:発症4.5時間以内であれば血栓を溶かす薬を投与
- 血管内治療:カテーテルで血栓を除去(主に発症6時間以内)
- 抗血小板薬や抗凝固薬:再発予防
再発予防とリハビリ
- 血圧、血糖、脂質のコントロール
- 禁煙・減塩・適度な運動
- リハビリによる生活機能回復(歩行、会話、嚥下訓練など)
まとめ
脳梗塞は「一刻を争う」病気です。初期対応が早ければ後遺症を軽減できます。日頃の生活習慣を見直し、予防と早期発見を心がけましょう。